建物の歴史
建物の説明
旧国立第三銀行倉吉支店
国指定登録有形文化財
建築 | 1908年(明治41年) |
構造、形式 | 土蔵造り2階建て、瓦葺、 建築面積179㎡ |
登録番号 | 31-0001 (鳥取県内登録第1号) |
登録年月日 | 1996年12月20日(平成8年) |
所在地 | 鳥取県倉吉市魚町2540-1 |
所有者名 | 社会福祉法人 和 |
解 説
「国立第三銀行」は明治9年、東京に設立された。
明治38年、倉吉支店のある魚町一帯が火災により消失。
明治41年、燃えない蔵造りの銀行として再建された。
屋根は黒瓦、外壁・軒裏は漆喰、腰は石張り、窓にはには鉄格子がはめられている。明治時代に建てられた木造の擬洋風の建物が、外観も内部もほぼ原型のまま残り、現役として使われている例は珍しい。
旧街道「倉吉往来」に面した角地にあって、倉吉のランドマークとして、中心街の明治期の様子を今に伝えている。
(建築士 生田昭夫)